今日,守口門真両市の合併協議会が,合併を断念した。守口市の住民投票結果を受けての結論である。
門真市民である私は,合併に賛成していた。合併により,不要な役人や,市に関連した法人の整理が出来て,スリムな市政が誕生するかも知れないと期待していたからだ。
合併後の新市の名称は,市民の多くから寄せられた「なみはや市」に決まるものと思っていた。旧市の名称から刷新される良い名前と思っていた人々は多かったことと思う。(事実,自身の周辺の人々は,この名前に異論を唱える人が居なかった…)
しかし,両市の合併を問う住民投票の日が近づくにつれ,合併に対する私の意識は変わりはじめた。合併協議会の発行するパンフレットには,具体的な数値が載せられていなかった。また,両市の抱える累積赤字,バランスシート,合理化の具体的数値,これらが全く示されず,ただ,合併することで合理化するとの題目しか聞こえてこなかった。
両市の合併は実現すると思っていた私が,合併は実現しなだろうと確信したのは,住民投票を間近に控えた新市の名称発表を聞いてからである。市民の多くから寄せられた「なみはや市」に決定すると思われていたが,合併協議会で決まった名称は「守口門真市」。これをニュースで知った時,私は合併反対派になっし,合併協議会が,民意を知らない鈍感な人々の集まりであろうと思った。
住民投票当日,門真市は投票率が50%に満たず開票されなかったが,守口市では,投票率が僅かに半数を超えて開票され,結果,反対が半数を超えた。
思えば,合併後の新市の名称を「守口門真市」とした時,鈍感な官から衆愚と見くびられていることを「衆賢」が見抜いた瞬間であったのだろう。このままの状態でいけば,両市は財政再建団体になることは確実であろう。合併特例債は,一時,痛みをやわらげるだけの麻薬でしかない。痛みを感じ,初めて抜本的な改革が必要になると「鈍官」は,悟るのだろうか…。