オリンパス PEN-FT をリペアした。この機体が持っている不具合の状況は次のとおりだ。
(1)ファインダー中心に大きな汚れが見られる
(2)露出計が機能しない
ファインダーの汚れはたぶんハーフミラーの腐食であろう。露出計の不具合は原因不明だ。これらの不具合を解消すべく分解を始めた。
巻き戻し軸の溝にドライバーなどを挟み、クランクを反時計方向に回して緩める。無理な力を加えると巻き戻し軸のドライバーを挟んでいる部分が破損することがあるので注意が必要だ。
固い時は無理な力を加えずに、先端をプラスチックで覆ったプライヤーにゴム板を挟んでクランクの根本を銜えて固定するとよい。
クランクレバーを外すと現れる矢印の2本のネジを外す。
巻き上げレバーに隠れているネジ1本を外す。
PEN-FTの分解で最初に直面する難題はセルフタイマーの軸に付いている飾り蓋を外すことだ。専用の工具が必要になるが、自作工具でも間に合う。
大きなゼムクリップを真っ直ぐに伸ばす。この針金を直径4.0mm〜4.5mmのドリル刃の根本に巻き付け写真の様な形状にする。飾り蓋の直径は5mmだが、針金の弾性による戻りも考慮して巻き付ける。針金の断面は丸いので、リングの内側と底面をルーターで削りフラットに仕上げる。特に内側は綺麗に仕上げないと、蓋を傷つけてしまうので注意が必要だ。
自作工具のリングでセルフタイマーの飾り蓋を挟み込んで反時計方向に回す。
飾り蓋が外れると穴の中にマイナスネジが見えるのでこれを時計方向に回す。ネジが外れたらレバーも簡単に外れる。
※このネジは逆ネジになっているので時計方向に回すと緩む。くれぐれも方向を間違わないように。
上蓋を慎重に真上に上げて外す。ストロボのコネクタとリード線端子を固定しているネジをマイナスドライバーで回して外す。
マウントリングを外すには矢印の5本のネジを外す。黄色矢印のネジはマウントを固定しており、赤色矢印のネジはマウントとセルフタイマーを共締めしている。
マウントリングを外し黄色矢印のネジを外すとセルフタイマーユニットが外れる。
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