Friday, December 09, 2005
大阪もすっかり冬らしくなった。歩道には落ち葉が舞い,道行く人々も厚手の装いで肩をすくめながら歩いている。久しぶりに弟と梅田で外食し別れてから一人,京阪淀屋橋駅まで徒歩で向かった。
都会の夜は明るい。路上にはおびただしい数のタクシーのテールライトが放つ光線が溢れ,視線を上にやると色鮮やかなネオンの光が目に入る。歩道に面したアーティスティックなショーウィンドウに思わずカメラが向いた。
御堂筋を南に向かうと旧淀川である大川の右岸に差しかかる。大阪市役所を左手に見ながら更に南下して淀屋橋にかかると,川面に反射する美しい光が目を引いた。夜景の手持ち撮影は間違いなく手振れするので,カメラを欄干に置いてセルフタイマーで撮影を行った。肉眼では空のグラデーションが見えていたが,2001年に発売された古いデジタルカメラにとっては厳しい撮影条件で階調表現されていない。デジタル一眼ならもっと緻密な撮影が出来ただろうが,撮りたいと思った時,手元に無いのがデジタル一眼である。
オリンパスの顧問をされている米谷美久氏の座談会に参加した折,氏が最後に言われたことを思い出す。「どんなに高性能のカメラでも撮れないものがある。撮りたいと思ったその時にそのカメラを持っていない時である」と。撮りたい時にそこそこの撮影が出来るカメラを携帯すべきなのだ。サブカメラとしてのIXY DIGITAL 200はもう退役時期なのかもしれない。
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